プログラム

日露をつなぐ未来共創リーダー育成プログラム日露をつなぐ未来共創リーダー育成プログラム

極めて広大な領土を持つロシアは、東西文明の狭間にあり、歴史的に多くの民族が関わりながら独自の発展を遂げてきました。特に基礎科学ではこれまでも多くの知見を生み出し、現代社会の知識基盤の進展に貢献してきました。こうした歴史的・地理的背景は海洋国家である日本では経験することが難しく、この多様性の高さという点でロシアとの交流には重要な意味があります。本取組みを通じて、東洋と西洋を結ぶ「21世紀の知(価値)のロシアン・シルクロード」の実現を目指します。

本プログラムでは、金沢大学の研究者が20年以上前から培ってきたロシアとの研究交流を、学生交流へと展開して、専門知識・技術を駆使して新時代の価値を創造し、日本とロシアの未来を共に創り上げていくことのできるリーダーを育成します。また将来的には、ロシアの連携機関と共同で実施する交流プログラムに、地域住民・地域企業との交流を組み込み、将来的な地域間の「学術・文化・経済」交流の展開を目指します。

養成する人材像

日本とロシアの互いの<特殊性>と<普遍性>から、各人の専門知識・技術を駆使して新時代の価値を創造し、それを礎に両国の未来を共に創り上げていくことのできるリーダー

  • 備える 能力
  • 異文化受容性
  • 現状認識力
  • 俯瞰的思考力
  • 創造(想像)力
  • 実践力

ルーブリック

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能力 0 1 2 3
異文化受容性:異なる文化に対して拒絶することなく,それを理解し尊重(受容)しようとする態度 自国の文化しか理解していない 自国の文化を理解するとともに,世界には様々な文化が存在することを認識できる 自国の文化を相手に伝えることができるとともに,他の国・地域の,文化の違いを受容できる 世界の多様性を理解し,受容できる。他者の異文化受容の取り組みを支援できる
現状認識力:自身が置かれている状況を正確に認識し,自分が何をすべきかを自ら考えることのできる力 自分が置かれている状況を認識するために必要な手段を選べない 多様な手段を用いて情報を収集でき,その情報から多様な視点で状況を認識できる 多様な視点で状況を認識し,自分の立ち位置を把握することができる 状況を認識し,自分の立ち位置を把握した上で,自分がすべきことを自ら考えることができる
俯瞰的思考力:物事を様々な視点から捉え,理解することのできる力 自分のことにしか興味がない 自分の周囲に関心を持ち,周囲の人たちとの交流を通じて,多様な考え方があることを認識できる 周囲の人たちとの交流を通して他者の考えを理解できる 自分の考えのみならず他者の考えも踏まえて,自分の考えを組み立てることができる
創造(想像)力:既存の枠組みに捕われない自由な発想で新たなアイディアを出し続ける力 今ある状況に満足している 現状における課題を見出そうとする思考ができる 現状における課題を解決しようとする思考ができる 課題解決に向けて自分からイメージをもって,既存の枠組みにとらわれない自由な発想でアイディアを出し続けることができる
実践力:コミュニケーションも含め,置かれた環境で自分の能力を最大限発揮し,行動できる力 自分のできることは着実に実行できる 自分のできることに加え,他者を巻き込んで行動できる 他者と協働して目標達成のために行動できる 他者と協働して全員の能力を最大限発揮できるようリーダーシップをもって行動できる

4つの交流プログラム4つの交流プログラム

4つの交流プログラムを実施します。学士課程時における文化交流プログラムで、ロシア・日本に対する理解を深めます。継続的なフォローアップを通じて、大学院課程での研究ベースの交流プログラム(基礎科学プログラム、先端科学技術プログラム、先制医療プログラム)への参加につなげます。

  • 文化交流プログラム

    単位取得型

    学士課程学生を主対象としたプログラム。ロシア・日本両国の特徴的な自然環境や長い年月をかけて育まれてきた文化や芸術を学びます。将来的なロシア・日本への長期留学のきっかけとなることを期待します。

  • 基礎科学プログラム

    学位取得型単位取得型

    低温物理学分野の博士前期課程におけるダブル・ディグリー・プログラムと単位互換プログラムを行います。

  • 先端科学技術プログラム

    単位取得型

    機械工学、情報科学および環境科学分野の博士前期課程の学生を対象に、企業でのインターンシップを行います。将来的な地域間企業連携を目指します。

  • 先制医療プログラム

    単位取得型

    脳神経科学、予防医科学、がん医科学、循環医科学などの分野における博士課程学生の交流プログラムを行います。理化学研究所やカザン連邦大学と連携して、将来的には日露医学研究教育センターの開設を目指します。

将来展望将来展望

本取組みの最終的な目標は、地域間の「学術・文化・経済」交流の基盤とすべく、大学コンソーシアム石川とロシア大学コンソーシアム(仮称)が連携した「石川〜ロシア大学交流コンソーシアム」を設立し、コンソーシアム間の学生交流へと拡充することです。

金沢大学が構築したプログラムを、県内の他の高等教育機関へ展開すると同時に、ロシア側の本プログラム参画機関に対しても同様の共同活動体の構築を働きかけ、ロシアの複数地域と石川県さらには北陸の高等教育機関の間で重層的な交流の枠組みを構築します。

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